リハビリの継続を支える「リハ日記」誕生ストーリー
医療の現場において、リハビリは「続けること」が最も難しい治療の一つであると言われています。薬の服用とは異なり、リハビリは患者様ご自身が時間と労力を使い、能動的に身体を動かさなければならないからです。脳卒中の後遺症や骨関節疾患からの回復において、失われた機能を再構築(脳の可塑性を促進)するためには、適切な頻度での繰り返しの訓練、つまり「習慣化」が医学的にも絶対条件となります。
そこで私は、患者様が日々の自主訓練をよりハードル低く、自然に生活の一部として記録できるWebアプリ「リハ日記」を開発しました。
「リハ日記」の最大の特徴は、徹底的なシンプルさと導線の設計にあります。実施した訓練はスマートフォンからワンタップで簡単に記録でき、カレンダーやグラフを通じて週単位・月単位での頑張りをひと目で振り返ることができます。さらに、この日記の記録ページから、AIを活用した自主訓練アプリ(動画解析ツールなど)へ直接スムーズに移動できる仕組みにしています。これにより、患者様のスマートフォンの中で「記録を見る → アプリで実施する → 結果を自動で記録する」という行動の自然なサイクルが生まれます。
心理学や行動経済学でも言われるように、「記録をつけること」は行動を習慣化するための第一歩であり、最も強力なトリガーです。そして、その小さな習慣の積み重ねこそが、数ヶ月後のリハビリの成果(歩行能力の改善やADLの向上)を大きく左右します。
「リハ日記」は、患者様がご自身の地道な努力をデジタル技術で可視化し、「今日も一歩前進できた」という確かな実感を持ちながら、リハビリを伴走するためのパートナーとして設計されています。
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